



にほんブログ村
「責任に焦点を合わせるとき、人は自らについてより大きな見方をするようになる。」
非営利組織の経営P211
責任に焦点を合わせるといっても、あまり物事に関わりたくないとか、重すぎる責任は負いたくないという意見が出てくるかも知れませんね。
しかし、責任を負わない生き方をするとどうなるのでしょうか?
マズローの欲求段階説によれば、安全欲求は完全に満たされ、所属欲求も完全ではないにしろ、かなりの部分が満たされています。
最後に残るのが、認知欲求と自己実現欲求です。
われわれ日本人は、本人が意識しているか否かに関わらず、これらが満たされないと無気力になり心理的な不安を覚える段階に来ているのです。
もしかしたら、趣味によって、責任から逃れられるかに思えるかも知れません。
ところが…
「仕事以外のものに生きるには、かつての貴族のように、子どもの頃から慣れていなければならない。」(断絶の時代第13章 第二の人生)ということです。
残念なことに、われわれの多くは、貴族社会から縁遠い暮らしをしていたので、趣味だけに生きることはかなり難しいということですね。
とはいえ、責任をいうとなぜかプレッシャーを感じてしまいますが、ドラッカーのいう責任とは、我々が通常感じる責任をちょっと違います。
「人に教えることほど自らの勉強になることはないのと同様、人の自己啓発を助けるほど自らの自己啓発に役立つことはない。事実、人の成長に手を貸すことなく自らが成長することはありえない。自らの自らに対する要求水準が上がるのは、人の成長に手を貸す時である。」
マネジメント中P68
人の自己啓発を助けるという意味での貢献によって、人に感謝され、その信頼にこたえるために自らの自らに対する要求水準をあげていくという意味での責任に目覚めていくということです。
まさに、これがマズローの欲求段階説による認知欲求と自己実現欲求を実現していくプロセスですね。
あまり物事に関わりたくないとか、重すぎる責任は負いたくないと思うのは、自由です。
これによって、プレッシャーから上手く逃げたように思えるのですが、実はその逆で、無意識のうちに自分のクビを絞めてしまっているということですね。
最近は、こういう人が多くなっているのでしょうか?
自分の帰属している社会が、どのような社会であり、自分自身に何が求められ、何を持って満足するのかを考える必要があるということですね。

にほんブログ村
ドラッカーに学ぶ!成果をあげる人・あげない人

ファンページも宣伝する








業務内容と報酬の考え方をご案内しております。
お客様の評価も正直に公開していますので、ご覧ください。
最後に

お問合せをするだけでしたら、タダ(無料)で出来ることなんですから!
住所や電話番号を知らせる必要がありませんから安心







(上記をクリックするとお問い合わせフォームが開きます)

埼玉県川越市旭町1-4-38 大林税務会計事務所
電話049-246-6110
(川越駅を西向けば、税務の110番はこちらです!)



ドラッカーに学ぶ!成果をあげる人・あげない人のバックナンバーはここをクリック!

