2014年03月20日

税金が一役買っている幽霊ホテルの正体!

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拙者ブログは,メルマガやフェイスブックなどのリンクから訪問される方が圧倒的に多いのですが,何の予備知識無しに訪問される方が,どんなキーワードでやって来たかと調査しました。

第一位に輝いた脱税は,納得の結果ですが,「宜保愛子,幽霊,風俗,イケメン」という得体の知れないキーワードが上位に来ています。
どうやら,拙者のブログはキワモノ扱いされているようです(^_^)

まあ,それも落ち着いて考えると納得出来る話でして…
ブログを始めた当時,税法解釈の定番的な話題は国税庁のホームページに情報量で敵うはずもなく,また書いたとしても,自分よりわかりやすく説明できる先生方が大勢いらっしゃったのでオーソドックスな路線を歩むことは早々とあきらめ,税務と会計のビックリ箱としてキワモノ路線を歩むことにしたからです。

そのときの名残が,未だに尾を引きずっているようですね。
とはいえ,なんでオカルトネタが上位に来ているんでしょうか?

その理由は,どうやら「空き家対策の推進に関する特別措置法案」が議論され,かつて取り上げた「身の毛もよだつ幽霊ホテルへようこそ!」という記事が注目されたようですね。

どうやら,魔界から幽霊ホテルのネタを書けとお呼びがかかったようですので,再び幽霊ホテルの話題を提供いたしましょう。

かつて,取り上げた旧橘ホテルは,ついに解体
悪霊の魔の手から,ようやく逃れたかにみえましたが,やはり魔物が棲んでいるのでしょうか?
再開発事業は頓挫して,更地のままになっているようです。

この手の幽霊ホテルは,各地にあるようでして,廃墟マニアまでいるようです。
では,なんでこうした廃墟が野放図に放置されているのでしょうか?
それには,税金の問題が微妙に絡んでいるからです。

では,どんな税金が絡んでいるのでしょうか?
それは,固定資産税です。
建物が立っているか立っていないかで,固定資産税が数倍違ってくる仕組みになっているんですね。

いってみれば,幽霊屋敷を助長するのに税金が一役買っていることになるわけです。
そこで,「空き家対策の推進に関する特別措置法案」は,空き家を取り壊しても,固定資産税が上がらないようにすることで,幽霊屋敷を解体することを促進するのが目的なんですね。

とはいえ,「空き家対策の推進に関する特別措置法案」は,まだ成立していないので,現状では,たとえ廃墟であったとしても建物がある方が,税法上有利なんですね。

まさに,こうした事例に当てはまるのが,幽霊ホテルとして有名な男鹿プリンスホテル
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いかにも,ヤバい感じがしますね。
焼身自殺する者がいたとか,遺体を安置する場所だったとかで,屈指の心霊スポットとしても有名です。

3階に女性の霊がいるというウワサです。
男鹿プリンスホテルに入ろうとすると,定期的に周囲の草むしりをしているらしいお婆さんがいて,「おめがだ、ここがらいぐな死ぬど」 と注意されました。

こんなところで草むしりなんかしなくてもいいのにと思いながら奥に行くことにしました。
やっとのことで,霊が出るというウワサの3階に着いたとき,顔が青くなりました。

そこには,さっきのお婆さんがいたんです。
僕達は,その場から逃げ出しました。
というのが,都市伝説として語られているようです。

さて,こうした幽霊ホテル
倒壊の危険もあることから,周辺の住民から苦情が出るそうです。

ところが,そこで立ちはだかるのが解体費用
当然,所有者が負担しますが,そんなお金があるならホテルの経営をまともにやっているわけですよね?

男鹿プリンスホテルも取り壊しの話が出ますが,解体費用を誰が負担するのかという問題もさることながら,所有者と連絡がつかないので立ち消えになっているそうです。
所有者は一体誰?

ウワサによると,東京都港区にある会社だそうですが,登記上の所在地に誰もいないという経営実態のない休眠会社なんだそうです。

まさに,幽霊ホテルを幽霊会社が経営していたということになるわけです。
連絡がとれないということは,固定資産税を滞納している可能性も高いですね。

では,第二次納税義務者として,その会社の経営者を見つけ出せば良いことですが,どうも自治体担当者の歯切れが悪いようです。
所有者を特定することに躊躇している部分もあるような感じ?

これは,担当者の職務怠慢?
必ずしもそうではなく,滞納処分しようにも,事故物件に値段がつくわけでもなく,経営者も既に死亡しているかも知れません。

その場合,業績不振の会社の経営者は多くの借金を抱えている可能性が高いので,相続人が既に相続放棄している可能性も高いのです。
ようするに,血眼になって所有者を探しても,実り多いものにはならないわけなんですね。

というわけで,たらい回しになって自然に朽ち果てるのを待つしかないのかも知れません。
男鹿プリンスホテルの真の所有者は一体誰なんでしょう?
3階にいたお婆さんなのかも知れませんね。

男鹿プリンスホテルの写真ですが,よく見るとお婆さんが写っているかも知れませんよ。
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Posted by ohbayashiblog at 20:00Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック