
ドラッカーの名言から,成果をあげる人・あげない人の違いを探ります!
現代社会最高の哲人の言葉で,成果をあげる習慣を身につけましょう!
「何もかもできる組織はない。金があっても人がいない。優先順位が必
要である。あらゆることを少しづつ手がけることは最悪である。いかな
る成果もあげられない。間違った優先順位でも,ないよりはましである。」
マネジメント上P150
あらゆることを少しづつ手がけることは,裏を返せばいかに集中が難し
いかということのあらわれともいえます。
もとを正せば,あらゆることを少しづつ手がけることは生存率を高めた
可能性があるからです。
喉が渇いたときに,オアシスを見つけたら足早に駆け寄って,水を汲む。
一見,これは正しいように思えますが,そんなことをしたら確実に死んで
しまいます。
オアシスには,猛獣が木陰に身を隠しているかも知れません。
そして,水の中には危険なワニが潜んでいるかも知れないのです。
どんなに喉が渇いていたとしても,オアシスで水を汲むことに集中する
ことは許されません。
少しづつ水を汲んでは,一旦水を汲むのを止めて,周囲や水面を見渡し
て危険がないことを確認してから,水を汲む。
この作業を繰り返さないと,生き延びることは出来ません。
一つのことに集中せず,あらゆることを少しづつ手がけることは,危険
回避として,本能的なものかも知れません。
われわれの食べ物も,タンパク源が牛肉だけだったら,BSEの問題が起
きただけで,人類存亡の危機が訪れたことでしょう。
BSEは大きな問題ですが,一つの食糧だけに集中せず,食糧になる可能
性があるものを,少しづつ摂取することは,理にかなっているわけです。
ところが,知識社会で成果をあげるためには,集中が要求されるわけです。
これは,危険回避の本能とは大きく矛盾しますね。
あらゆることを少しづつ手がけると危険回避の本能が働くのかも知れ
ませんが,なんとなく気持ちが落ち着きますね。
これに対して,成果をあげるものに集中し,他は廃棄または縮小すると
いうのは,なんとなく不安を感じるというのもムリもない話なのです。
しかし,本能的な恐怖心を克服して集中したものだけが成果をあげる時代
となった以上は,勇気を振り絞らなければなりません。
今一度,仕事の内容を振り返って,オアシスの知恵で仕事をしているの
か,それとも,不安を感じるけれども成果をあげる活動に集中している
のか考えてみる必要がありそうです。
そんな感じで,いま自分がやっていることを立ち止まって考えると,あ
らゆることを少しづつ手がけている仕事が意外と多いことに気づかさ
れます。
さて,あなたの仕事はどうでしょうか?
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