
ドラッカー名著集1 経営者の条件
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ドラッカーに学ぶ儲かる会社の法則です。
「経営者の条件」から引用します。
「現場で日常業務にあたっている人たちは、平均値など必要とせず変動幅を必要とする。」
例によって、聖書のような何気ない一文(微笑)
この一文のうらに、原理原則というものが潜んでいるんですね。
それを探らねば!
イカサマ速読法では、わからんだろうが…
実は、決算書というのは平均値の産物なんですね。
粗利益ひとつをとってみても、儲かっている商品と儲かっていない商品との平均にすぎない。
従業員一人当たりの経常利益を出してみても、それは優秀社員とボンクラ社員との平均でしかない。
もちろん、こうした数字を知ることに意味がないといっているのではありません。
しかし、本当に知らなきゃいけないのは変動幅だとドラッカー先生は言ってるんです。
どの商品が売れて、どの商品がダメなのか?
どの地域に強くて、どの地域がダメなのか?
どの客層が強くて、どの客層が弱いのか?
最低でも、これを調べて集中しないといけませんね。
平均値をみていると焦点がぼやけて何に集中しなければいけないのかということが、わかりません。
試算表というのは、平均値の産物です。
試算表を分析することに、意味がないとはいいません。
しかし、ほどほどにしないと、平均値の罠に引っ掛かります。
特に損益分岐点の計算です。
その計算に使う利益率は、あくまでも平均値
そこから導き出された損益分岐点が達成不可能とみるとコストダウンに邁進してしまうんです。
コストダウンよりも先に知らなくてはいけないのは、変動幅
100度のお湯と0度の氷
これを平均すると50度です。
平均50度といっても、一方は氷だし、一方は100度のお湯ですから、そもそも姿かたちも違いますね?
実は、損益分岐点の欠陥がココにあるんです。
収支トントンとなる売上高を出すのに利益率を使いますが、これは平均値なんです。
利益率10%、30%、50%の3種類の商品があって、売価が同じだとすると平均30%です。
10%の商品を切り捨てると利益率は、40%になりますから、収支トントンになる売上高のハードルは低くなります。
この変動幅をみろ!とドラッカー先生は言ってるんですね。
損益分岐点を利用した利益計画をつくるときは、変動幅をまず調べる!
これを知らないといけませんね。
【音声でお楽しみください!】


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