ドラッカーの名言から,成果をあげる人・あげない人の違いを探ります!
現代社会最高の哲人の言葉で,成果をあげる習慣を身につけましょう!
「組織を評価する基準は天才的な人間の有無ではない。平凡な人間が非
凡な成果をあげられるか否かである。」
経営者の条件P113
事実上,エリート大学出身でないと就職できない企業があります。
大抵の会社は,そんなことはないと否定しますけどね(微笑)
ところが,業績は必ずしも学歴のいい社員数に比例するわけではありま
せん。
比較的学歴のいい社員が多い会社でも倒産するわけです。
「今日許されざるものの一つが,特別な地位,特権を与えようとするエ
リート養成機関である。」
「要するに,何びとに対してであれ,成果を上げ,可能性を追求し,上
り詰めていく道を制約することは許されない。」(断絶の時代第4部4章)
とあるように,エリート教育には警鐘を鳴らさないといけないように思います。
特に危険だと感じるのが,英語公用語化による語学研修の類です。
残念ながら,語学研修は,文字通り語学だけの研修です。
もっとも大事な赴任先の海外で溶け込む能力については,全く教えてく
れません。
企業は,英会話学校ではありません。
お客様を満足させるための組織です。
お客様を満足させるための組織であるならば,英語が堪能であることは,
本来は二の次,三の次なのです。
大事なのは,赴任先の社会に溶け込み,お客様が何を望んでいるかを知
る能力です。
ところが,語学の出来る人に限って新興国の衛生状態や治安を気にする
人が多いような気がします。
そもそもパスポートを持っていなかったりするわけですよね。
これでは,赴任先の社会で言葉に困ることはなくても,社会に溶け込む
ことは出来ません。
イスラム社会で,コーランの流れるテレビを開発した韓国企業は,イス
ラム圏の一般家庭にホームステイをしていました。
日本人にとってアラビア文字を理解するのは至難の業ですが,韓国人に
とっても同様です。
決して,アラビア語が堪能な社員がいたわけではありません。
だだ,イスラム社会に溶け込む努力は,人並み以上だったということです。
しかも,成長が著しい新興国は,基本的に英語が通じません。
実は,こういう当たり前の事実がわかっていない人が多いことに驚かさ
れます。
そんなことはない
新興国でも英語は通じる筈だという声もあるのですが,それはエリート
教育を受けた人か,観光客相手の商売をしている人だけです。
日本人の多くが英会話を苦手にしているように,新興国の庶民も英会話
が得意ではありません。
そもそも,読み書きが出来ない人が大勢います。
よほどの高級品を売るのであれば,エリート相手に英語で勝負すればよ
いのですが,庶民をターゲットにした普及品を売るのであれば,英語だけ
では限界があります。
この事実からして,英語は国際公用語であり,これをマスターすれば商売上
も完璧であるというのは,幻想でしかありません。
英語が堪能かどうかよりも,現地社会に溶け込む能力が重要なのです。
それは,毛布があれば,どこでも寝られる図太さと言葉が通じなくても
動じない大胆さが要求されます。
こうした能力は,どちらかというと学歴のいいエリートではなく,非エ
リートが備えている場合が多いのです。
しかも,この能力は,本を読んで学ぶことは出来ません。実践あるのみ
です。
ペーパー試験における英語の能力で,企業の国際競争力が向上するとい
う考えほど危険な考え方はありません。
「傑出した仕事をする者を事前に知る方法はない。実際に仕事をさせる
しかない。逆に,最も頼りにならない方法が学校の成績である。」
(断絶の時代第4部4章)とあるように,企業の国際競争力で最も頼りに
ならない方法が英語の成績であるということです。
「組織の目的は,凡人をして非凡なことを行わせることである」
(マネジメント基本と原則P145)わけですから,企業の国際競争力を高める
過程で,英語の成績だけで可能性のある人間を排除していないでしょうか?
案外,最も英語の成績が悪い人間が,最も適性があるかも知れないのです。
あなたの会社の国際競争力は,本当に大丈夫でしょうか?
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