2016年02月01日

象牙製品に関する現在の対応と考え方について

虎のはく製

先日ヤフオクから,「象牙製品に関する現在の対応と考え方について」という公式見解が出ました。
部分的には,疑問点があり賛成しかねる点もありますが,「法令を順守しない出品は直ちに削除するなど、適切な対応を実施してまいります。」という部分に,ようやく時代が追いついてくれたんだなと思いました。

これまで,このブログで何度も疑問を申し上げてきましたが,種の保存法に違反するようなインターネット公売が,国民の模範となるべき公務員の手によって,出品されてきた歴史があるわけです。
こうした行為を野放しにしてきたヤフオクが,自らの手で削除すると宣言したのですから,ひと安心といったところです。

だからといって,手放しで安心できるわけではありません。
象牙や絶滅危惧種の剥製には,例外的に合法で売買できるものがあります。

それなら,問題ないでしょ?
というのが,今回のヤフオクの見解です。
もちろん,公売ではなく一般的なヤフオクなら問題ないと思いますし,そういうものに関していちいちケチをつけてきたわけではありません。

しかし,公売は別です。
国や地方公共団体の行為としてどうなのかが問われます。
まだ,その気になれば,世界中の人が閲覧できるのが公売です。

日本人としての誇りや尊厳が問われているつもりで取り組んでいただきたいのです。
世界に対して,人間として,そして日本人として,恥ずかしいことはしていないでしょうか?

そもそも,善良な一般市民が応接室や床の間にトラの剥製を飾れるでしょうか?
友達の家にそんなものがあったら,ドン引きですよね?
象牙の置物やトラの剥製を好んで手に入れる人が,どんな方たちなのか,言わずもがなでしょう?

あんまり素直でない徴収職員の方(あえて暴露しますが,千葉県野田市と北海道釧路市です)は,合法的に売買できるものであり,滞納税額を合法的に徴収できると主張されてきました。

たしかに,滞納税額は徴収できるかもしれませんが,安値で落札し,滞納税額以上の転売益を,税務署の目が届かないヤミのルートで手に入れる可能性があるわけです。
あるいは,売らないまでも,リース料をもらう可能性もあるでしょうね。もちろんリース料をきちんと申告するわけがありません。

これでは,本末転倒ではないでしょうか?
滞納処分どころか,滞納税額以上の脱税行為を助長するようなものです。

徴収職員にも,聞いてみたいです。
あなた方の自宅に飾れますか?

飾れないでしょう?
飾れない理由はなんですか?

置く場所がないなんて,野暮な答えはやめましょうね。
置く場所があったとしても,自宅に置くことができない本当の理由はなんでしょうか?

また,どんな人が好んで手に入れるのでしょうか?
正直に答えてみてください。

きっと,ズルい徴収職員たちはノーコメントでしょう。
個人の趣味の問題であり,誰が落札するかというところまで,われわれは,関知できないとうそぶくでしょうが,まともな感覚なら,反社会的勢力の関係者が群がることがわかる筈です。

暗黙の了解で,反社会的なシノギに,やすやすと協力しておきながら,見て見ぬふりをする無責任な公務員たちの姿が浮かび上がってくるわけですよね?
おかしいと思いませんか?

さすがに,このブログで騒ぎまくった血気盛んな30代の頃のパワーはありませんが,これからも機会をみて,この問題を取り上げていきたいと思います。


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Posted by ohbayashiblog at 17:30Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック