2019年07月04日

充実と自信が生まれるキッカケは何か?

「自らの成長のために最も優先すべきは卓越性の
追求である。そこから充実と自信が生まれる。」
非営利組織の経営P206

卓越性の追求とありますが,卓越性とは何なので
しょう?

いろんな意味に捉えられますが,卓越性を定義し
ている箇所があります。

「事業にリーターシップを与える何らかのことを
行いうる人間能力のことである」(創造する経営者
P264)とあるように,その人の強みや得意とするこ
とで良いのではないかと思います。

ところが,この卓越性を追求することが意外と難
しいのです。

卓越性ではなく,上手くいかなかった問題点の解
決や弱みに焦点を合わせがちです。

報告書も,問題点の指摘に焦点をあわせてしまい
がちですね。

なぜ,そのように人間が行動してしまうのか,よく
わかりません。

もしかしたら,狩猟本能が弱みに目を向けるのか
も知れません。

確実に獲物を仕留めるには弱点を突くことです。
もしかしたら,本能的に弱点やうまくいっていない
ところに目がいってしまうのかも知れません。

また,単独で獲物を仕留める身体能力のある猛獣
ではなかったので,群れる必要があり,協調性が要求
されていることも卓越性の追求の妨げになるのかも
知れません。

協調性を保つのに都合が良いのは,平均的にそつ
なくこなす能力です。

はみ出たものは,出る杭は打たれる式に抑制され
るので,卓越性の追求に躊躇することがあるのかも
知れません。

リスク回避をする本能も卓越性の追求に待ったを
かけるのかもしれません。

卓越性の追求は,ある分野に特化することにもつ
ながっていきます。

今日の社会では,家を自分の力で建てる人はほと
んどいませんし,食料も種からまいて収穫する人
もほとんどいないくらい分業制が確立しています。

そのような分業制が確立していない社会で,ある
分野に特化することは,非常に危険で,ある意味
命取りです。

卓越性を追求するのではなく,あらゆることを少
しずつ少しずつ手がけることは,リスク回避の本
能として当然だったと思われます。

人間が,未だにこうした過去の習性にとらわれて
いるとするならば,卓越性の追求は,それだけで差
別化の要因となります。

現代社会で成果をあげるための必須条件といえま
すね。
さて,あなたの卓越性は何でしょうか?

そして,迷うことなく卓越性を追求しているでし
ょうか?
それとも,出る杭は打たれる式でしょうか?

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Posted by ohbayashiblog at 10:35│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 成果をあげる人・あげない人 

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