2018年10月25日

第二の人生を常に頭の隅に置いておく

「知識労働者にとって,第二の人生をもつことが
重要であることには,もう一つの理由がある。
誰でも,仕事や人生で挫折することがあるからで
ある。
逆境のとき,単なる趣味を越えた第二の人生,第
二の仕事が大きな意味をもつ。」
(明日を支配するもの 第6章P230)

40代の頃,この一節を読んだときは,いま一つ
ピンと来なかった部分です。

でも,いつもこの一節は,あたまのどこかに,い
つも引っ掛かっていました。

ドラッカーのいう第二の人生は,早くスタートし
なければならないといっています。
気がついたときは,遅いよということです。

若い人は,目の前にあることが精一杯で,第二の
人生なんて,考えられないのかも知れません。

しかし,不幸にも,会社の経営状況が悪化し,退
職せざるを得なくなることもあります。

第二の人生は,会社の定年後に考えればいいと
思えるのは,超優良企業の会社員か,公務員ぐら
いなのかも知れません。

しかも,定年退職できる人はまだ幸せです。
第二の人生は,本人の思いとは裏腹に,ある日
突然やってくるものです。

プロ野球でいえば,引き際を考える余裕を与えら
れる選手はほんのひと握りです。

多くは,自分の意思とは裏腹に,非常な戦力外通
告で,人知れず去るのが当たり前の世界です。

ある日突然やって来るからなのか?
あるいは,わかっていても現実を受け入れられな
いのか?

第二の人生の適応できない人が意外と多いもので
すね。

スーパースターだった野球選手が,覚せい剤で転
落したのは,記憶に新しいところです。

また,いわゆる熟年離婚というのも,よく聞く話
です。

会社人間が定年になって家で何をして良いか
わからなくなり,嫁さんに愛想をつかされる
というパターンです。

まさに,ドラッカーのいっている第二の人生の
スタートに失敗した人たちの悲劇です。

40歳のときには,ピンと来なかったドラッカーの
いっている第二の人生

自分の年齢が50歳を超えたからだろうと思いま
すが,今となっては腑に落ちることが多いですね。

「誰でも,仕事や人生で挫折することがあるから
である。」とあります。

もちろん,松下幸之助氏や稲盛和夫氏のように
大成功をおさめ,生涯現役という人もいます。

しかし,われわれの多くは,同じ組織にいつまで
も残ることは出来ません。

景気が悪くなれば,リストラが待っています。
年齢が若ければ,再就職も容易なので,第二の人
生といっても,転職のようなものです。

しかし,ある程度の年齢になると,職業を選んで
いる余裕はありません。
定年退職を迎える年代なら,なおさらです。

定年退職するような年齢になっても,定年が関係
なくなるのは,役員まで出世した人だけです。

しかし,大企業ならば役員になれるのは同期入社
1000人のうち1人くらいですので,わずか0.1%
の確率です。

多くの人は,出世競争で必ず挫折を味わうわけです。
でも,人生の成功は,それだけで終わりではない
ということです。

「逆境のとき,単なる趣味を越えた第二の人生,
第二の仕事が大きな意味をもつ。」ということです。

実際に拙者
本業の他にある仕事に就いておりましたが,50歳
を機にリタイアしました。

そして,空いた時間で,いろいろなボランティア
活動や同好会に参加する機会が増えました。

みんな仲間に迷惑をかけないように一生懸命です。
みんなに迷惑をかけないように頑張るということ
は,ドラッカーのいうところの貢献を皆が果たし
たいと思っているということです。

ボランティアや同好会の会計担当でもいいし,チ
ラシ作りでもなんでもいいのです。

もしかしたら,会社では,上手くいかなかったか
も知れません。

しかし,会社では力を発揮できなかったのかも知
れませんが,第二の人生では,とんでもないチカ
ラを発揮する人がいるんですね。

人生の成功は,有名人になったり,社長や役員ま
で出世することでもないし,経済的に成功するこ
とでもないと思います。

どれだけ,長生きして皆から必要とされるかに尽
きると思うのです。

自分の住んでいる街には,探せば,こうした
ボランティアや同好会などが意外と多いもの
です。

自分が仕事や子育てに夢中になっているときは
こうした世界があることを全く知りませんでした。

でも,ふとしたキッカケで周りを見渡すと,自分
のことを必要としてくれる第二の人生が門戸を開
いて待っていてくれているんですね。

こう書いても,30代40代のひとはピンと来ない
かも知れません。

でも,50代の人は,会社ばかりではなく,自分が
住んでいる地域社会にもっと目を向ける必要があ
るように思います。

それが出来なかった人が熟年離婚へまっしぐら
ということになるのではないでしょうか?
そういう自分が,一番ヤバいかもですが(笑)

第二の人生を常に頭の隅に置いておく
これが,人生を豊かにする秘訣のように思います。

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Posted by ohbayashiblog at 10:40│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 成果をあげる人・あげない人 

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