2017年07月28日

あなたの組織に壊れた中継器はありませんか?

「今日の組織構造は,マネジメントの階層を基本
に組み立てている。それらの階層は,ほんどが情報
の中継器にすぎない。他のあらゆる種類の中継器
と同じようにできが悪い。情報は伝えられるたび
に内容が半減する。」
ネクスト・ソサイエティP129

組織構造は,トップが頂点にたつ階層型になって
います。

これは,ニホンザルのサル山にボス猿がいること
からして,人間特有のものではなさそうです。

争いの仲裁,食糧の分配,配偶者の独占というおい
しい部分をボス猿は権限として持っているようで
すが,他のサルがこれを許しているのはボス猿に
任せた方が,仲間同士のムダな殺し合いを避ける
意味で有効と判断しているからといわれています。

これは,人間にもあてはまるわけでして,無駄な争
いを避け,決定事項を処理するためには,組織は
階層型にならざるを得ないということですね。

ところが,階層型の組織は,サル山のボス猿と同様
に,もともとトップの意見に従うことを目的とし
た構造であって,末端の意見を取り入れることは,
本来不向きです。

特に,日ごろお客様に接している人間が感じたこ
とや,お客様のクレームがトップに伝わることを
難しくしています。

そうであるならば,組織を解体して,末端の意見
にトップが従うようにすれば,良いかというと,
そうではありません。

お客様の意見は多岐にわたり,それを全て取り入
れていたら,組織はおかしくなります。

自動車メーカが,お客様に飛行機をつくって欲し
いと要望されたからといって,安易に航空機産業
に進出するのは命取りです。

取捨選択が必要となってきますが,それを決める
のに適した組織は,やはり階層型の組織で,トッ
プが決定すべきなのです。

問題なのは,組織が肥大化しすぎて,組織の末端の
人間が感じたことや,お客様のクレームが伝わら
ないことです。

しかも,肥大化すれば,トップの命令自体も末端に
伝わりにくくなります。

企業には,適正規模があり,それを超えると害が
大きくなるということです。

それを超えたものは,一長一短がありますが,分社
化するか,場合によっては売却するか,あるいは,
事業部制にするかです。

もちろん,分社化や事業部制によって,組織をス
リム化したように見えても,こんどは,派閥争い
をして,部門同士が,お互いの足を引っ張り合う
という弊害もあるので,難しいところではあります。

東芝の経営危機は,まさにこのパターンによる失
敗例です。

人間だけではありませんが,弱肉強食の世界では,
大きくて強い個体が生き残りやすいこともあり,
大きいことはいいことだと考える習性があるよう
に思います。

この習性も,組織が限界を超えて大きくなったこ
とに対する危険感を感じないことにつながり,
気がついた頃には手遅れになっているわけですね。

そうならないためには,末端の意見やお客様の声
が,ほんとうにトップまで届いているかどうか?

トップが,自ら足を運んで,目で見て自分の目で
確かめる習慣を持たないといけないということに
なろうかと思います。

さて,あなたの組織の情報伝達力はどうでしょうか?

壊れた中継器が,たくさん転がっていないでしょ
うか?

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Posted by ohbayashiblog at 10:27│Comments(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 成果をあげる人・あげない人 

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