2017年02月10日

組織の老廃物をどう処理するか?

「老廃物は捨てなければならない。人の身体はそう
している。ところが,組織では強い抵抗が出てくる。
容易ではない。」
ネクスト・ソサイエティP132

老廃物を捨てることは簡単なのに,組織の老廃物を捨
てることには抵抗があるということですね。

自然の摂理としての生理現象は無意識のうちに行え
るものですが,人間がつくったものを廃棄するために
は,生理現象ではないだけに,そう簡単に出来るもの
ではないということでしょう。

この辺の抵抗は,人間がつくったものには愛着がわく
ということから来ているのだろうと思われます。

人間がつくった最たるものは,自分の子孫です。
子孫を見込みが無いからといって,簡単に見捨ててし
まったら,後世に遺伝子を残すことは出来ません。

しかも,自分自身の加齢とともに,子孫を残すために
必要とされる時間は,どんどん短くなっていきます。

それだけに,自分の命を引き換えにしても守ろうとす
るわけですね。

しかし,事業は自分の子孫ではありません。
見込みが無いからという理由で,廃棄しても,資金が
ある限り次があります。

ましてや,自分の命を引き換えにして守ろうとするだ
けの価値があるのかすら疑わしいものです。

ところが,まるで子育てのように,見込みのなくなっ
た事業に執着しようとするのは,ある意味滑稽なのか
も知れません。

やはり,人間の子育ての論理が本能的に支配してしま
うということなのでしょうね。

特に,定年まで残り時間が少ない人にとっては,功績
を残すラストチャンスと思ってしがみつくというの
も無理もないのかも知れません。

会計的に,投資判断で,初期投資はサンクコスト
(埋没原価)として無視し,廃棄すべきであるとい
う答えを示しても,なかなか納得が得られません。

しかし,組織は子孫を残すことが目的ではありませ
ん。

組織に子育ての論理を持込み抵抗するというのは,あ
る意味公私混同といえるかも知れませんね。

あなたの組織に子育ての論理が蔓延していないでし
ょうか?
合理的で妥当な判断になっているでしょうか?

●●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

川越駅を西向けば税務の110番はこちらです!!!!
http://zeimu110.com

ライン公式アカウント「@zeimu110」
http://accountpage.line.me/zeimu110

まぐまぐ殿堂入り
「ドラッカーに学ぶ!成果をあげる人・あげない人」

発行者:税務の110番! 税理士 大林 茂樹
(ドラッカー学会会員)

〒350−1126
埼玉県川越市旭町1−4−38

お問い合わせは,いつでもどうぞ!
http://wp.me/P2JWBR-22

●●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


Posted by ohbayashiblog at 10:35│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 成果をあげる人・あげない人 

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/ohbayashiblog/52165691

コメントする

名前
URL
 
  絵文字