2015年08月11日

大きな組織で成果をあげる人・あげない人

ccd30ce8.jpg

ドラッカーの名言から,成果をあげる人・あげない人の違いを探ります!
現代社会最高の哲人の言葉で,成果をあげる習慣を身につけましょう!

「大きな組織で働いたほうが仕事ができるか,小さな組織のほうが仕事
ができるかである。どちらでもよいという人はあまりいない。」
明日を支配するものP206

本来人間は,大きな組織で成果をあげられる人と小さな組織で成果をあ
げられる人にわかれるということです。

両方ともOKという万能選手はいないにも関わらず,多くの人は,寄ら
ば大樹の陰とばかりに,大企業や有名企業に入りたいと願います。
そのためのテクニックを磨く講座まであるくらいです。

しかし,ドラッカーにいわせると誰もが,大きな組織で成果をあげられる
わけではないということになります。

大企業や有名企業に入りたいと願い,そのためのテクニックを磨いてい
る人の中には,その努力が成果に結び付かない人がいる。
しかも,思ったより多いよということです。

だから,中小企業に就職してみては?と敢えていいません。
自分が大企業に向いているか,向いていないかなんて,そもそもわから
ないのです。

しかも,人間の本能として長いものには巻かれろ式に大きな組織に身を
置こうとするのは,理にかなっているように思います。

見知らぬ街で,どこで食事をとっていいかわからないときに,とりあえ
ず行列のある店に入ろうという心理が働きます。
いわゆるグルメ本も多数出版されています。

自分の評価基準があいまいなとき,人間はとりあえず大多数の意見に
従おうとする本能が働きます。

大多数の意見に逆らうということは,村八分の危険があります。
特に,物資の乏しい社会では命を危うくします。

大衆迎合を揶揄されることもありますが,この本能によって,われわれ
は社会を築き上げてきたわけです。

自分が就職しようと考えたときも同じです。
自分が何に向いているかという確固たる判断基準がないときは,行列の
あるレストランに入ろうとする心理と同じ心理状態になります。

毎年就職人気企業ランキングが出ますが,それを基準に自分が就職した
い会社を決めようとするわけですね。

しかし,人間は同時に多様性を持って生まれてきています。
足が速い遅い
スポーツの上手い下手はある程度生まれつきです。

どんなに努力しても,大多数の人間はプロの選手にはなれません。
それと同じことが,実は仕事の仕方にもあらわれるということです。

大企業向きかそうでないかも,本人の努力とは違うように思えます。
自分は大企業向きではないと知りましたが,実際に就職してみるまでわ
かりませんでした。

では,もし大企業向きではないとわかったら?
就職人気企業ランキングに出ている企業の中には,そういう人材を社内
ベンチャーか子会社に出向させるなどして,有効に活用しているようです。

この辺は流石だなと思うところがありますが,就職人気企業ランキング
に出ている企業の全てが人材活用に長けているわけではありません。
枠からはみ出た人材をうまく活用できない企業も多いと思います。

では,そんなときどうすればいいのか?
「組織が腐っているとき,自分が所を得ていないとき,あるいは成果が
認められないときには,辞めることが正しい道である。出世は大した問
題ではない。」(非営利組織の経営P213)というのが勇気を与えてくれ
るかも知れません。

実は,拙者も大学を卒業して都市銀行に入りました。
でも,本能的になんか違うと感じるのにそう長い期間を要しませんでした。

結果的に,退職を選択するわけですが,チラッと銀行員の生涯賃金とい
うのが気になりました。

このまま辞めたら,銀行員の生涯賃金に遥かに及ばない人生になるんじ
ゃないかと…

われわれの商売は,退職金がないので,「銀行員の生涯賃金に遥かに及
ばない人生」になる可能性は,依然として高いんですよね(苦笑)

銀行を辞めるときに,ドラッカーを読んでいたわけじゃありませんが,
なぜか,「出世は大した問題ではない。」と思えました。

もし,会社を辞めようかどうしようか悩んでいる人がいたら,「出世は
大した問題ではない。」の部分は要チェックですよ(微笑)

モヤモヤした気持ちで自分に向いていない会社にずるずる居座ると…
マイナス思考のスパイラルに陥るということですね。

大企業に就職すれば,安定しているし一定の収入も得られる。
たしかに,数字上は最高のキャリアを計画できるかも知れない。

ところが,安定した環境で力を発揮できる人と危機感がないとバカ力が
出ない人がいるのです。
目に見えた生涯賃金とか福利厚生で人生が決まるわけじゃないということです。

それよりも大事なことは,生涯賃金と手厚い福利厚生を得るのと引き換えに
「自らを二流の存在と見るようになる。」人生がいいのか?

自らの強み,仕事の仕方,価値観を発揮できる人生を切り開き,イキイキ
とした人生を過ごすのかということです。

とはいえ,なかなか実行は難しいかも知れません。
行列のあるレストランをものともぜずブレイクする(かどうかもわから
ない)前の行列のないレストランを発掘するようなものですからね。

雇用のミスマッチも案外こんなところにあるのかも知れませんね。
さて,あなたは自分の力を発揮できる所を得ているでしょうか?

●●━━━━━━━━━━━━━━━

川越駅西向けば、税務の110番!
埼玉県川越市の税理士事務所です
http://zeimu110.com/

ライン公式アカウント「@zeimu110」
http://accountpage.line.me/zeimu110

〒350 1126
埼玉県川越市旭町1 4 38
川越駅西口下車徒歩8分(駅から送迎あり)

お問い合わせは、いつでもどうぞ!
http://is.gd/zeimu110

相続ソムリエ
税理士 大林 茂樹

●●━━━━━━━━━━━━━━━




Posted by ohbayashiblog at 10:22│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 成果をあげる人・あげない人 

この記事へのトラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字