2015年04月21日

質を伴わない量の増大の処方箋

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ドラッカーの名言から,成果をあげる人・あげない人の違いを探ります!
現代社会最高の哲人の言葉で,成果をあげる習慣を身につけましょう!

「質を伴わない量の増大こそ最悪であって,失敗以外の何物でもない。」
非営利組織の経営P69

量よりも質というのは,たやすいですが意外と実行に移すのは難しいも
のです。
売上が伸び悩むと新規開拓,新規事業にすぐ目がいきます。

方向性としては,間違っていません。
我々の祖先もそのように行動して生き延びできたからです。

アフリカ発祥の人類が世界中に拡大したのも,食糧と安住の地を求めて
常に新規開拓していった結果です。

我々のDNAにも,おそらく上手く行かなかったときは,常に新規開拓こ
そ生き延びるための唯一の方法というように刻まれているのかも知れ
ません。

しかし,同じ新規開拓でも,我々の祖先が生きていた狩猟採集生活と
現代社会では,大きな違いがあります。

狩猟採集生活における新規開拓は,獲物がいなくなったという強制力が
あったので,意識するかしなかったかに関わらず,古い縄張りを放棄す
るということが自然と行われていたわけです。

われわれも,売上が伸び悩んだという強制力がキッカケになって新規開
拓をしようと思うわけですが,狩猟採集生活のように,古い縄張りを
放棄するわけではありません。

狩猟採集生活のように,移動するわけではないので,放棄するという
強制力が働かないのです。

不採算事業を抱えたままの新規開拓に陥りがちです。
しかも,会社の資源に限りがあるにも関わらずです。

新規開拓や新規事業が免罪符となって,人間の本能に任せて,拡大路線
を突っ走ることになりかねません。
これが,「質を伴わない量の増大」です。

量の増大を志向するならば,狩猟採集生活のように,古い縄張り放棄
しなければなりません。

しかし,われわれには,狩猟採集生活のような移動という強制力がない
ので,古い縄張りを放棄せずに,量の増大を志向することができるわけ
です。

これが,諸悪の根源なのかも知れませんね。
拡大路線には,常に質が伴わないといけないということです。

質を保つには,廃棄が必要です。
とはいえ,これは非常に難しいことです。

不採算部門の配置換えが上手く行けばいいのですが,そう簡単ではあり
ません。

配置換えが上手くできないということは,そこで働いている人の面倒を
見きれないということです。
ムラ社会の日本では,特に難しいですね。

とはいえ,このような難しい局面があるということを知っていて拡大路
線を歩むのか,あるいは,拡大路線によって不採算部門の赤字を簡単に
穴埋めできるだろうと安易に行動するのとでは,大きな差です。

しかし,「中小企業の経営課題に関するアンケート調査結果」を見る限
り,廃棄を疎かにして,新規事業,新規開拓を推進しようとする実態
があるようです。
(参考)http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=4424

このアンケートでは,経営方針の見直しという回答は少数意見です。
まさに,経営方針の見直しこそ,「質を伴わない量の増大」の処方箋です。

われわれの困ったときは新規開拓という狩猟採集生活の成功体験が邪
魔をして,本質を見失ってしまうように思います。

さて,あなたも,量よりも質という罠に引っかかっていないでしょう
か?

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Posted by ohbayashiblog at 11:26│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック ドラッカーの名言に学ぶ 

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