2013年09月02日

望ましい最終商品を考える

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ドラッカーの名言から,成果をあげる人・あげない人の違いを探ります!
現代社会最高の哲人の言葉で,成果をあげる習慣を身につけましょう!

「仕事の分析にとって最も重要なステップが抜けている。仕事の分析は,
必要な作業を明確にすることから始まるのではない。望ましい最終商品
を規定することから始まる。」
マネジメント上P255

一般的に,業務のマニュアル化にとって最も重要なステップは,必要な
作業を明確にすることから始めることです。

テイラー(http://ow.ly/lQRSj)が提唱したといわれる科学的管理法も
仕事を所与のものとし,効率的なものにするにはどうしたら良いかから
スタートしました。

そもそも,その仕事がする必要のない仕事なのかどうかを検討すること
は,あまりなかったのです。

もともと,人間というより生物の脳みそは,目の前の危険を回避し,生
き延びるために適応していきました。

銃も自動車もない太古の昔では,目の前に提示された課題を前にして,
その課題がする必要のない仕事なのか否かをじっくり考えていたら,天
敵に襲われてしまうような状況だったわけです。

さすがに,現代はそういう時代ではありませんが,昔からの習性をそう
簡単に放棄することは出来ません。

とにかく,目の前の仕事を前にして,まずどうしたら効率よく出来るか
を考えるのは当然のことです。

しかし,その仕事が本来,自ら手がける仕事ではなく,アウトソーシン
グすべき仕事であったのであれば,目の前の仕事を自らの手で効率化す
るための努力は,無駄な努力で終わってしまいます。

これが,仕事を所与のものとして考えてしまう怖さです。
人間の思考が,まず仕事ありきでスタートする習性があるがゆえに陥る
ワナなんですね。

はじめからマニュアル化ありきではなく,望ましい最終商品は何かを規
定することからスタートしないと「無駄な仕事を見事に設計するという
結果になりかねない。」(マネジメント上P255)ということです。

望ましい最終商品はなにかという問いは,お客様の満足とは何かを問う
ことであり,われわれの事業は何か,何になるか,何であるべきかを問
うことからスタートするということから始まります。

しかし,それはマニュアル化のように初めから答えが与えられ,いろい
ろなツールが利用できるような代物ではないだけに,無視されるか,な
おざりにされるかのどちらかになってしまいがちです。

さて,あなたの業務の効率化は,マニュアル化からスタートしているで
しょうか?
それとも,望ましい最終商品を規定することからスタートしていますか?

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Posted by ohbayashiblog at 08:52│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック ドラッカーの名言に学ぶ 

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