2013年01月07日

良き師の助けが必要なとき

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ドラッカーの名言から,成果をあげる人・あげない人の違いを探ります!
現代社会最高の哲人の言葉で,成果をあげる習慣を身につけましょう!

「うまくいってるときこそが、外からの助け、良き師の助けが必要なと
きである。成果をあげるほど、目の前の仕事、緊急の仕事に没入してい
るおそれがある。そのとき、経験豊かな師が、『それは意味のあること
か。自らの最高のものを引き出しているか』を聞いてくれる。」
非営利組織の経営P239

うまくいっているときは、油断が生じますね。
ですが、うまくいっているときこそ、見直しのチャンスということです。

「われわれは、繰り返しミッションを見直していく必要がある。人口構
造が変化したがゆえに、あるいは成果をあげなくなったものを廃棄しな
ければならないゆえに、さらにあるいは目標を達成したがゆえに、ミッ
ションそのものを見直していく必要がある。」
非営利組織の経営P51

しかしながら,うまくいっているときに変革するというのは,難しいこ
とですね。

変革するには,常にリスクがつきまとうからです。
自分の身を守るには,上手くいったやり方をなるべく変えないことが重
要です。

しかし,今日の社会では自分の身を守る必要性が以前に比べて低下して
きました。

これといった武器を持たなかった太古の昔は,猛獣に対する脅威は相当
なものだったろうと想像できます。

治安の悪い地域や内戦の絶えない国も自分の身は自分で守るという姿
勢が必要ですが,これに比べると治安の良い日本は,自分の身は自分で
守ると意識する機会は,ほとんどないでしょう。

自分の身を守るよりも外部環境の変化についていけず,ライバルに出し抜
かれるというリスクの方が高くなってきました。

しかしながら,外部環境の変化についていけず,ライバルに出し抜かれ
るというリスクは,自分の生命を維持するための脅威ではありません。

経済的な損失を被るだけです。
だからといって,明日から餓死するわけでもありません。

それゆえに,外部環境の変化に適応できないというリスクは,自分の生
命の維持に直接関わる脅威に比べれば,切迫した状況ではないだけに,
対応が後手後手となってしまいます。

気がついた頃には,もう遅いという類のものになりやすいですね。
人間の本質的な能力や習性に頼っている限り,自らを変革するのは難し
いということです。

それゆえに,自らを変革するための仕組みを習慣化することによって克
服する必要があるということです。

強制的にミッションを見直す仕組みをつくるということですね。
簡単にいうとフィードバック分析をするということです。

具体的には,「何かをすることに決めたならば,何を期待するかをただ
ちに書きとめておかなければならない。そして9か月後,1年後に,そ
の期待と実際の結果を照合しなければならない。」(明日を支配するも
のP194)ということです。

特に,自らの生命に対する脅威ではないだけに,自分の勘に頼るわけに
はいきません。
書きとめるという作業が必要となってくるということですね。

これを習慣化することによって,人間の勘や惰性による行動の弊害を克
服していくということです。

結局のところ,「成果をあげることは習慣である。」(経営者の条件P15)
ということになってくるわけですね。

さて,あなたはうまくいっているときにフィードバック分析をしているで
しょうか?
それとも,成功につい浮かれてしまいますか?

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Posted by ohbayashiblog at 08:47│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 成果をあげる人・あげない人 

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