2011年10月28日

仕事と労働は根本的に異なる!

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ドラッカーの名言から、成果をあげる人・あげない人の違いを探ります!
現代社会最高の哲人の言葉で、成果をあげる習慣を身につけましょう!

「わかっていることで最も重要なことは、仕事と働くことすなわち労働
とが根本的に異なることである。」
マネジメント上P231

仕事と労働が全く同じ意味をもつと思えるかも知れません。
しかし、これらは全く違うものだという指摘に最初は驚くのではないで
しょうか?

「仕事とは客観的なものである。」(マネジメント上P231)とあるように、
なされるべきことを考えることからスタートします。
さもないと…

「無駄な仕事を見事に設計するという結果になりかねない。」(マネジメ
ント上P255)ということになってしまいます。

仕事としてなされるべきことは、「『われわれの事業は何か。何になるか。
何であるべきか』との問いへの答えである。」(マネジメント中P203)と
いえるかも知れませんね。

これに対して労働というのは、人間的なものです。
働く人の労働環境を整備することもさることながら、働く人に貢献と責
任を要求することがカギとなります。

働く人に、貢献と責任を要求するためには、もはや、お金やニンジンを
ぶら下げればいいというものではありません。

そのような段階は、マズローの欲求五段階説からすると極めて低い次元
での話です。

飢死が非現実的になった先進国では、マズローの欲求五段階説でいうと
ころの、承認欲求、自己実現欲求を刺激しなければならないのです。
そのために必要なのがミッション(使命)です。

「使命を効果的に表現するには、それを短く、焦点を絞ったものにする
必要がある。それは、Tシャツに記せるほど簡潔であるべきだ。使命は
明確で、また勇気を与えるものでなければならない。すべての理事、ボ
ランティア、職員が使命を読んで『そのとおり、私はこの使命のために
働いているのだ』と思えるようなものでなければならない。」
非営利組織の成果重視マネジメントP11

仕事と労働が根本的に異なるにも関わらず、両者が混同されているように思い
ます。
それも仕方のないことなのかも知れません。

近代以前は、多くの人がその土地にあった農業を営んでいました。
同じ時期に、同じ種をまいていました。
われわれの事業は何かを考える必要がなかったのです。

しかも、多くの人がアメとムチで働いていました。
働かなければ、死が待っていたので、働く人のモチベーションなどどうでも
よかったのです。

つまり、仕事イコール労働だったわけです。
人類の長い歴史からすると仕事と労働を区別して考える必要が最近のことであ
るために、我々は、まだこのことに優れるに至っていないともいえますね。

さて、あなたの手がけている仕事と労働の関係はどうなっているでしょうか?
「われわれの事業は何か」の答えになっているでしょうか?

「私はこの使命のために働いているのだ」と胸を張っていえるものにな
っていますか?
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Posted by ohbayashiblog at 11:28│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 成果をあげる人・あげない人 

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