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「コスト削減の唯一の方策は、仕事を改革することである。」
実践する経営者P130
「コスト削減に着手するに当たっては、通常、『いかにしてこの仕事を効率的にできるかを』を問う。これは間違った問いである。正しい問いは、『この仕事をやめたならば屋根が落ちるか』でなければならない。答えが『落ちはしないであろう』であれば、その仕事を廃止すればよい。」
〜実践する経営者P131
コストダウンの言及ですね。
ドラッカーの視点によるコストダウンを解説したのが、
税理士の視点による 戦略的コストダウンメソッドです(微笑)
タイトルが、なぜか、ドラッカーではなく、税理士の視点に変わってますけど(苦笑)
「『いかにしてこの仕事を効率的にできるかを』を問う。」の部分で思い出して欲しいのが…
「最も能率的な事業でも、もし間違ったことをするのに能率的であるならばーすなわち効果性に欠けているならばー成功はおろか存続することもできない。効果性こそ成功の基礎である。そして成功した後ではじめて能率が存続のための最小条件となる。」
(旧訳)マネジメント上P70
つまり、効率ではなく成果だということです。
しかし、われわれは、時間に追われ、目の前の仕事に振り回されます。
忙しさから逃れようとするがゆえに、成果よりも効率を優先しようとするんですね。
これは、誰もが経験することだと思います。
「状況の圧力は、常に内部を優先する。状況からの圧力は、未来よりも過去を、機会よりも危機を、外部よりも内部を、重大なものよりも切迫したものを優先する。」
経営者の条件P149
時間に追われ、目の前の仕事に振り回された結果、間違った問いに対する正しい答えを出してしまうんですね。
「間違った問いに対する正しい答えほど、危険とはいえないまでも役に立たないものはない。」
現代の経営下P226
そして、コスト削減の着手で大切なこととして、「『この仕事をやめたならば屋根が落ちるか』でなければならない。」からスタートすべきことを示唆しています。
つまり、仕事の効率化よりも仕事の廃棄を促しているんですね。
「陳腐化したものの廃棄抜きに新しいことに取り組む戦略計画は、いかなる成果も生むことがないといってよい。」
マネジメント上P159
最初に考えるのは、コストをいくら削るかではなく、 陳腐化したものは何か?廃棄すべきものは何かを問わなければならないということです。
こうして、意味のない活動をなくし、成果の上がることに集中することでコストが下がるという考え方が貫かれています。
「機会の最大限の開拓こそ、コスト当たりの業績比を上げコスト管理と低コストを実現する王道である。」
創造する経営者P86
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(但し、じゃべり方は芸能人レベルから程遠いのが玉にキズですが・微笑)
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