2010年07月23日

原始人から受け継いだDNAが邪魔をする?

川越市税理士 川越税理士 ツイッター

投稿した記事の中から、ドラッカーの名言を厳選します。
現代社会最高の哲人の言葉は、多くの気づきを与えるハズ!

「外の世界のニーズと機会に自らの能力と強みをマッチさせるとき成果が得られる。」
非営利組織の経営P238

→逆にいえば、「外の世界のニーズと機会」を知ろうともせず、「自らの能力と強み」ではないものに、マッチさせてはいないだろうか?
この商品は間違いなく当たると勝手に思い込み、新市場に参入するのは、無謀である。

「うまくいってるときこそが、外からの助け、良き師の助けが必要なときである。成果をあげるほど、目の前の仕事、緊急の仕事に没入しているおそれがある。そのとき、経験豊かな師が、『それは意味のあることか。自らの最高のものを引き出しているか』を聞いてくれる。」
非営利組織の経営P239

→そんな経験豊かな師が自分の周りにいるだろうか?(微笑)
また、「目の前の仕事、緊急の仕事に没入」することも注意しなければいけませんね。

関連表現として
「人材は組織の力学に従い、つまり仕事の重要度ではなく仕事の量に
従って配置される。そして間違ったところに配置される。」
実践する経営者P121

→「目の前の仕事、緊急の仕事」=「重要性の高い仕事」ではないということですね。
仕事量の多い仕事は、利益をもたらすわけではないということです。

これは、知識社会特有の現象ですね。
原始人は、「目の前の仕事、緊急の仕事」に着手しないと天敵に襲われる危険がありました。
そのような恐怖がなくなった今日では、意識を変えなければいけません。

しかし、残念ながら、原始人から受け継いだDNAが、未だに意識改革を邪魔します(苦笑)

「企業家として成功する者は、女神の口づけやアイデアのひらめきを待ってはいない。彼らは仕事をする。大穴は狙わない。」
イノベーションと企業家精神P14

関連表現
「あらゆる仕事が、ごく普通の有能な働き手によって行われた。成功の秘密は目的を考え、優先項目を定め、集中したことにあった。」
マネジメント上P196

→成功は、カリスマ性とは無縁の働き手が、「目的を考え、優先項目を定め、集中」することにあると言えますね。


Posted by ohbayashiblog at 07:07│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック ドラッカーの名言に学ぶ | twitter

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