2010年09月07日

固定費は一定というバカのひとつ覚えから卒業しよう!

川越税理士マネジメント

「総コストは最大のものと比例する。しかし業績は、売上と比例する。」
創造する経営者P209

これは、つぎの名言とならんで、自分にとってショッキングな出来事でした。
「利益に関する最も基本的事実は、『そのようなものは存在しない』ということだからである。存在するのは、コストだけなのである。」
すでに起こった未来P57

管理会計の世界では、仕入原価のように、売上に比例して増減する変動費と店舗の家賃のように毎月固定の固定費というものがあると説明されます。

その比例しない固定費が比例するといってるんですね。
とても、ぶったまげたもんです!(微笑)

考えてみれば、確かに固定費は変動するんです。
何に比例するかというと規模に比例するんです。

コンビニを例にとるとセブンイレブンは、業界2位のローソンの約2倍の売上高があります。

では、店舗数に2倍の開きがあるでしょうか?
そうじゃないんですね。
店舗数の開きは、約1.2倍の差でしかありません。

つまり、ローソンは、セブンイレブンに対抗するために、売上で2倍の差をつけられたとしても、店舗数は、ほぼ同じ規模にしなければならないということなんです。

しかし、「業績は、売上と比例する」
ローソンは、対抗するために業界一位のセブンイレブンと同じ規模の店舗網を整備したとしても、売上の差は埋まらないということです。

セブンイレブンとローソンでも、これだけの差が出るということは、中小零細が、これに似たようなことをやると命取りになるということです。

固定費は、一定であるというバカの一つ覚えじゃいけないということですね。

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(ホントは、税理士の視点というより、ドラッカーの視点というのが正しい!)


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Posted by ohbayashiblog at 07:07│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック ドラッカーの名言に学ぶ | 創造する経営者

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