2010年03月24日

捨てるという戦略!


当社の戦略の優先順位は、やはり1番にランチ、2番に朝食です。優先順位が
最も低いのがディナーです。
それでは、これからディナーの時間帯に対して、何か手を打っていくということですか。
ディナーが落ち込んだので、何か対策を講じるのかいうと、そうではなくて、やはり一番大事なのはランチであり、次に朝食、そして深夜ということになり、戦略は変わりません。


いやあ、ブレないですね。
ふつうは、弱い分野をなんとかしようというのが人間の性
強みを発揮するランチ、朝食は上手くいっているのだから、何も手を打たなくても大丈夫だと考える。

にもかかわらず、弱いディナーは対策を打たないのだと言い切ってしまう。
いわば、捨てるという戦略ですね。

こういうので、ホントに大丈夫なんでしょうか?
「業績をあげるには、コストの改善が業績に大きな影響を与える数少ない分野、すなわち、わずかな能率の向上が大きく業績を改善する分野に仕事と労力を集中しなければならない。」
創造する経営者P14

「数少ない分野」に「集中しなければならない。」というのであれば、ランチ、朝食に集中するのは、正解となります。

しかし、どうして本能的に弱い分野をなんとかしようと思ってしまうのでしょう。
興味深い考察があります。
「人には驚くほど多様な能力がある。人はよろず屋である。」
経営者の条件P138

しかし、人はよろず屋なので本能的に、「あらゆることを少しずつ」やろうとします。
ところが、厳しい現実に直面するんですね。
「二つはおろか、一つでさえ、よい仕事をすることは難しいという現実が集中を要求する。」

よろず屋である人間は、悲しいかな多様な能力を持つ半面、卓越した成果を上げる能力には、恵まれていないようです。
一人の例外を除いて…

「もちろんモーツァルトがいた。彼はいくつかの曲を同時に作曲した。すべてが傑作だった。彼は唯一の例外である。」
経営者の条件P138

モーツァルトになれない人間は、本能的に弱い分野をなんとかしようとする欲求に負けずに、成果のあがる領域に集中する必要があるということなんですね。

「企業家的なビジョンは、社会や知識のすべての領域にわたるものではなく、一つの小さな領域についてのものであるという事実にこそ、活力の源泉がある。」
「成功に必要なものは、ある小さな特定の発展だけである。」
創造する経営者P245

マクドナルドの弱いディナーは対策を打たないという捨てる戦略は、やはりセオリー通りということですね。

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Posted by ohbayashiblog at 07:07│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック ドラッカーの名言に学ぶ | 注目の会社

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