2009年05月21日

時間をお金で買うことは、本当にできるのか?


ドラッカーに学ぶ儲かる会社の法則です。
コンビニのローソンによるam/pmの買収が白紙になりました。

そこで、前から気になっていたドラッカー先生のM&Aに対する見方です。
イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集)」では、「ベンチャーを買収することによって企業家的になろうとしてはならない。」とあります。

マネジメント」では、「買収のうちのかなりの割合が、失敗に終わって高いものにつくか、少なくとも失望に終わっているのである。50%近くがそうではなかろうか。」とあります。

創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)」では、「マネジメントなき財務的操作は不毛」とあります。

M&Aは、自力で店舗網を構築するよりも手っ取り早く店舗網を築きあげることができます。
つまり、お金で時間を買うことができるんですね。

ところが、ドラッカー先生は、マネジメントなき財務的操作(M&A)は、「結局は何も買えずに金を使っただけで終わる。時間など買えるわけではない。」といってるいるんです。

ドラッカー先生によるとM&Aは、バラ色ではなく大きな試練のような印象を受けますね。

M&A=お金を時間で買うことだと思っていた自分にとっては、ショック!!!(苦笑)
でも、どうしてM&Aは時間をお金で買うことじゃないんでしょうか?

例えば、100店舗のチェーン店が、50店舗のチェーン店を買収したとします。
一夜にして、150店舗のオーナーになるのがM&A

自力で150店舗を展開するより、はるかに早いスピードで成長できますよね?
やはり、M&Aは時間をお金で買うことなんじゃ?

ところが、ここに落とし穴があるのではないでしょうか?
買収側の100店舗のうち10店舗が不採算店だったとします。
吸収側の50店舗のうち10店舗が不採算店だとするとM&Aによって不採算店の数は、20店舗となります。

つまり、買収側にとっては一夜にして不採算店舗の数が二倍の20店舗になってしまったんですね。
買収側は、一夜にして好立地の店舗を手に入れたのかも知れません。
ところが、不採算店舗も従来の倍に膨らんでしまった!!!

このように考えるとホントにM&Aは時間をお金で買ったと言い切れるのでしょうか?
M&Aで、店舗の数が増えて相乗効果が得られることだけが独り歩きしているような気がします。

現実問題として、不採算店舗が二倍に膨らんだら処理が大変ですよ。
処理には、当然お金と時間がかかりますよね?
「マネジメントなき財務的操作」だけが独り歩きすると不採算店舗の数が、更に増えていくことになるかも知れません。
ところが、こういう側面にスポットライトが当てられることは不思議とないんですね。

もしかして、ドラッカー先生が「時間など買えるわけではない。」
と警告していた意味はここにあったのでしょうか?
だとすると、「さすがやねっ!」と思わず唸ってしまいます。

「マネジメントなき財務的操作は不毛」
ようやく、その意味がわかったような気がします。
M&Aによる店舗数や規模だけを見ていてはダメですね。

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Posted by ohbayashiblog at 07:07│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 時事ネタでビックリ箱! | ドラッカーの名言に学ぶ

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この記事へのコメント
なんか・・難解ですなぁ〜
「時間泥棒」ってのドッカにアッタよ〜な?ハテハテ・・・?
ところで・・・・先生!オシエテ下さい!
、『金利』ってナンですか?
□ドラッガーは『金利』って、ナンだって言ってましょ〜う?
Posted by レンタル携帯の末坊 at 2009年05月21日 16:26
末坊様
いらっしゃいませ
ムズカシイですか?
そうでしょうね。

今回引用した本は全て、ドラッカー先生の大傑作という評価を得ているものの、書店での売れ行きは最悪の書物ですから(笑)

でも、今回はいい質問ですね。
金利は、補助的コストといってますね。
本来なら、経営にとっては重要なコストではありません。

ところが、「間違った財務構造ほど高くつくものはない」ともいってます。
つまり、金利が高く感じるということは、間違った財務構造にあるんじゃないでしょうか???

以上は、「創造する経営者」に書いてありますよ。
Posted by 川越名物☆税務と会計のビックリ箱 at 2009年05月21日 19:39

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