2008年09月17日

企業は社会の公器なのか?

講演会





京セラの創業者である稲盛和夫氏の講演に行ってまいりました!
稲盛和夫氏の著書や講演CDで、どんな考え方で行動されているかは、おおよそ見当がつくのですが、生講演は初めてです。
本人いわく、講演は苦手だそうで基本的に講演依頼は断っているそうです。
となると、今回が最初で最後かも!?
京セラの経営理念は、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること。」です。
このベースとなるのが、企業は社会の公器であるという発想です。
聞くとなるほど、立派です。
立派なのはいいのですが、素人目に見ると企業は慈善団体であると言っているように思えるのです。
京セラのような大企業なら、納得ですが、中小企業で「企業は社会の公器である」という経営理念を掲げられると、そうじゃないだろうというツッコミを入れたくなるところなんですよね(笑)
「企業は社会の公器である」を本音ところ、どう考えればいいのでしょうか?
その答えを見つけるのが、今回の講演の目的です。
稲盛和夫







「企業は社会の公器である」
稲盛氏によると、経営者の私利私欲が入り込んではならないという決意から来ているそうです。
では、公器の意味するところは?
稲盛氏の話を聞いていると、第二電電(KDDI)設立の経緯にその意味するところがあるようです。
国民(消費者)が必要としているものを実現するために設立したのであって、私利私欲のために設立したものではないという点です。
つまり、公器とは慈善団体という意味ではなく消費者のことを指しているみたいですね。
となると、お客様の要求を満たすという概念に近い!
つまり、経営者の私利私欲でなくお客様の要求を満たすことだというシンプルなものであるということになりそうです。
これをキレイにまとめると「企業は社会の公器である」ということになるということなんでしょうね。
そして、家に帰って復習です。
ドラッカー先生は、何と言っていたのか?
名著「現代の経営[上]」に、「われわれの事業は何かという問いに対する答えは、事業の外部、すなわち顧客や市場の立場から事業を見ることによってのみ得られる。」とありました。
「…のみ得られる…」のみを特に強調ですね。
そこには、経営者の私利私欲が入り込む余地がありませんね。
さらに、「マネジメントは、消費者の心理を憶測するのではなく、消費者自身から率直な答えを得るよう意識して努力しなければならない。」というダメ押しがありました。
要するに、お客様の要求を満たすことであるということですね。
これが、社会の公器の意味するところなんでしょう。
つまり、京セラの経営理念も実はコレだったんですね。
それにしても、さずがドラッカー!
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Posted by ohbayashiblog at 07:55│Comments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック ドラッカーの名言に学ぶ | 注目の会社

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この記事へのコメント
このエントリーは凄く深いですね・・・。

「動機善なりや、私心なかりしか」

僕は、お客さんと一緒に稲盛さんの講演を聞いたことがあるんですけど、

「私心なかりしか・・・。オレには無理だ」

と社長さんは仰ってました(爆)
Posted by 徳留新人 at 2008年09月18日 14:21
徳留新人さま
いらっしゃいませ。
この企業理念
やはり、稲盛さんだから成り立つんであって、凡人はムリだということを講演で確信しました!
だから、オレには無理だといった社長さん
気にすることないさ(微笑)
それより、お客様の要求を満たすという極めてシンプルなものだと確信!
だから、凡人は社会の公器だとか、私心とかいう難しいこと言わずに、お客様サービスを徹底すればいい!
それが、一番むずかしいって!?
Posted by 川越名物☆税務と会計のビックリ箱 at 2008年09月18日 22:36

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