タウンハウス分譲大手、旭ホームズ(ジャスダック上場)の親会社
セボン株式会社が、民事再生というニュースが入ってきました。
今後どうなるかわかりませんが、今のところ、親会社が倒産したのに、子会社が倒産していない状態となっています。
こんなことがありうるのか?
事例は、あまり多くはありませんが、ありうることです。
会社というのは、赤字でも資本金を食いつぶしても倒産しません。
ましてや、親会社が倒産しても大丈夫です。
資金ショートだけが倒産の原因である。
そう思っていただいて結構です。
ただ、親会社が倒産しても子会社が生き残るというのは、事例として多くはありません。
なぜなら、親孝行の会社であれば、親会社が破たんする前に第三者に売却して資金をつなぐことができるからです。
数年前に不祥事を起こした某有名企業が生き残れているのも、親孝行な会社をいくつも持っていたからなんですよ。
ということは、親会社が倒産したのに子会社が生き残っているということは、この逆だということなんですね。
では、これを証明してみましょう。
子会社である旭ホームズの当期純利益推移です。
△341,126千円(平成18年3月期)
△305,354千円(平成19年3月期)
105,697千円(平成20年3月期)
なんと2期連続赤字だったのに、V字回復してますね。
これじゃあ、証明になっていない?
問題は、中身です。
いつものように、運転資金のサイクルを見てみましょう。
△2日(平成18年3月期)
38日(平成19年3月期)
323日(平成20年3月期)
(いずれも推定値ですので、厳密な計算結果ではありません)
成熟産業で、運転資金のサイクルが倍以上になったら危険信号です。
しかも、運転資金の悪化要因が営業債権以外であれば、なお深刻!
運転資金のサイクルが約1年必要なのに対して、現預金は140日分しかありません。
残念ながら、損益計算書上のV字回復とは裏腹に、親会社を救う孝行会社ではなかったということが、ここに証明できた訳です。
今後の旭ホームズの運命は、当事者ではないので、わかりません。
ただ、親会社倒産ということで資金調達は困難を極めます。
資金繰りが続く限り、倒産はしませんが筆頭株主の引受先の手に委ねられている状態です。
前途はいばらの道であることに変わりはありませんね。
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